伊勢のバラについて about rose

hanahana clubの花束に使うバラは、年間を通して穏やかな気候で伸びやかに育てられた三重県伊勢産のバラです。

JA伊勢のバラ部会員は総面積1万坪以上の全温室にヒートポンプエアコンとドライミスト、炭酸ガス施用などの機器が導入。それに加え、過半数以上の温室では温度、湿度、炭酸ガス濃度などを記録測定するデータロガーや環境管理制御システムなどを導入し、大切に管理しながらバラを育てています。

バラ部会員たちは日々育成技術の向上を目指し伝説の「一本残し剪定法」を開発し特許を取得、日本ばら切り花協会に無償で技術提供したほどです。

そんなバラ部会員たちは現在もすべてのハウスを日々巡回し、研修会を開き、栽培技術の均等化を図り、高い水準で品質を維持しています。これは全国的にみても共販産地でこれほど設備や生産の足並みがそろっている産地は他にないと思います。

愛情たっぷりに育てられたバラたちは全量ELFバケットシステムによる低温湿式輸送で出荷されます。ELFバケットシステムというのは画像のように栄養水が入った容器に入れて流通させるシステムで、これにより生産地から市場→小売店まで鮮度を保ったままの輸送が可能になります。

画像は入荷したばかりのオール4ラブ。
1バケットあたり30本のバラが梱包され輸送されます。

以下の画像はインスピレーションとプライムチャームです。
時間経過による違いを比較するため、2日目、7日目、12日目の、3つの写真を並べてみました。

2日目

7日目

12日目

2日目にきれいに開いています。以降、柔らかく開き7日目ではそれぞれの個性がよく現れています。12日目にはプライムチャームの花びらが一枚はらり。インスピレーションは花弁の先から痛みが。この後それぞれ2本ずつ残り、さらに5日以上咲いていました。
環境は1月の店内。普通に暖房もあり、試験中は水も換えていません。伊勢のバラの日持ちを示す一例です。ご参考にしてください。


入荷したバラの前処理、水揚げの様子です。

まず、茎にあるトゲと余分な葉を取ります。
前処理では最低限の処理に収めます。

バラは、表皮のすぐ内側に導水管があり、
そこを傷つけないよう慎重に作業します。

葉とトゲが取れたら茎を斜めにカットします。
斜めに切ることで水揚げが促進されます。

作業は基本的にナイフで行っています。
ハサミより作業が早く、仕上げも綺麗にできます。

こんな感じでできあがります。

鋭利な切り口なのでたくさんお水を吸い上げてくれます。
新鮮な水に水揚げ促進栄養剤が入っています。



hanahana clubで取り扱うバラの品種をご紹介します。それぞれ魅力あるバラたちの個性を感じ取ってもらえると嬉しいです。
日持ち試験、花束の画像もあります。ぜひご覧ください。